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このアパートはセキスイハウスのディアスというシリーズのアパートです。タイル調のボードを使った住宅です。
今回は当社の一番の技術である再現工法での施工を実施しました。
築年数14年です。ずいぶんと色が褪せて白っぽくなっています。普通は塗装すると1色で仕上がってしまいますが、今回はお施主様のご要望で目地の色と表面の色を塗り分けるタイル調再現工法で塗装します。
そして屋根瓦もかなり変色が激しくなっています。茶色く見えるのは全てコケです。防水が無くて常時水分を含んだ状態になるとコケや藻が繁殖してしまいます。
今回は丸太を使った足場で工事を実施します。
先ほどの屋根も高圧洗浄をかけると元の黒い色とセメントの地肌が見えてきます。塗膜としての防水性は全く残っていませんね。
今回は4回塗り工法です。最初の下地塗装です。色は白です。
2回目の塗装はくぼみの部分の色で黒っぽい色を塗っています。
3回目の塗装で表面の茶色が入りました。
その後お化粧直しをしています。これが結構根気の要る作業ですが、仕上がりを決める重要な工程ですからみんな真剣です。
そして4回目の塗装です。これがこの工程が一番重要な塗装です。試行錯誤でたどり着いた再現工法のポイントです。
4回目の塗装が終わるとずいぶんとコントラストもはっきりとした最終的な仕上りとなります。とても綺麗です。
そして、屋根も仕上げていきます。やはり下塗り中塗り上塗りとローラーで仕上げていきます。コロニアル瓦ですからはやりの遮熱形塗料で塗りました。
光っていますね。アパート経営は稼働率が重要です。いかに空き部屋を作らないか、そういった意味でも美観的な仕上りが重要となります。一色塗りと今回の2色再現工法では仕上りに大変な差が出ます。
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