よくあるご質問

塗装の目的は大きく二つあります。美観的な目的と素材を雨や紫外線から守る保護の目的です。お客様の住宅の外壁がサイディングボードやモルタル壁、ALC（軽量気泡コンクリートボード）や、焼き杉等の木材であるならば、美観的な目的はもとより素材を守る目的として必要と言えます。

塗る塗料のグレードによって耐紫外線の機能の違いや、実際に施工する素材がモルタルか、サイディングボードかでもかなり変わってきます。同じ塗料を使って塗装してもモルタル壁よりはサイディングボードの壁のほうが早く駄目になります。モルタル壁に比べてサイディングボードは太陽光によって温度が高くなるからです。メーカーのカタログには大体の次回塗替えの目安が記載されているものもあります。

実際には現状の傷み具合や補修箇所の確認、足場面積や塗装面積等の計測をして費用の計算を行います。

さらに、今後の塗替えの計画等をお聞かせ頂く事で、ご要望に合った塗装内容の見積書を作成できますので、ご要望はご遠慮なくおっしゃってください。

通常の塗装ですと下地塗装、中塗塗装、上塗塗装と３回塗りが標準の仕様になっています。現在の色に関係なく全く新しい色で仕上げることができます。色の種類も何百色もありますので、必ずイメージ通りの色をご提案することができます。

塗料の仕様書には気温が５℃以下の場合と湿度が85％以上の日は施工を注意するように記載されています。日中の気温が５℃以下の日は西日本、特に四国や九州ではほとんどありません。

また、湿度が85％以上の日はほとんど雨が降っている状態です。

したがって、雪の日や雨の日に工事が出来ないだけで年中施工は可能と思われます。お客様のご予定や行事等のご都合で決められてはどうでしょうか。

工事中でもできるだけ普段通りの生活をしていただくようお願いしております。お留守にされる場合は戸締りをしっかりとされて頂ければ、お留守でも問題ございません。戸締りという件では足場があると夜間に泥棒が足場を利用して２階から侵入なんてことも無いとはいえません。在宅であれ留守であれ極力鍵をかけて頂くようお願いしております。

単純な比較はできませんが、一般的な傾向として言えることは水性塗料よりは溶剤塗料の方が寿命が長い傾向があります。本当に高い品質が欲しい場合は必ず溶剤塗料が使われています。例えば自動車の塗料で水性塗料は考えられません。鉄骨などの塗装で有名なカーボマスチック15はもちろん溶剤です。ここ一番では溶剤が主役です。

経験から言えることは、より環境が厳しい屋根の塗装等は水性塗料では限界があります。溶剤塗料での塗替えがお勧めです。壁もより良い塗料をご希望なら溶剤系をお勧めします。溶剤でも今は環境にも優しい弱溶剤形が主流ですね。

これは、水性塗料しか扱わない全国展開の訪販会社がよく使うトークです。ちなみに当社では水性も溶剤も扱っています。

実際にお客様に聞いた話ですが、「水性塗料はそのまま塗りますが、溶剤塗料はシンナーでいくらでも薄めることが出来るので材料代を安くすることが可能です」とか。

まず、水性塗料は水道水で、溶剤塗料は専用シンナーで多少薄めます。しかし目的は粘度（硬さ）を調整する意味です。ドロドロし過ぎては滑らかな塗装が出来ませんから10％前後水道水なり専用シンナーなりで薄めます。しかし薄めすぎると透けて色が付きません。

これらは塗装経験の無い営業マンの嘘です。

団地等で吹き付けが難しい場合は手塗りによるローラー塗装をお勧めします。逆にローラーでは綺麗に塗料が入らない素材に対しては吹き付けでお願いしています。ローラーだから駄目とか吹き付けだから品質が悪いということは決してありません。

逆に高品質塗装を求められる場合は基本的には機械（吹き付け）に限ります。例えば家具の塗装とか板金塗装などは手塗りでは仕上りが悪くなりますから。自動車の塗装は表面がツルツルでピカピカですが吹き付けでしか出来ない仕上りです。ローラーで塗るなんて考えられません。

一部の訪問販売専門の会社がローラー塗りが丁寧で塗料もたっぷり付くのでいいですよと言って売っていますが、嘘です（きっぱり）。

ただ、最近はどの塗料も低臭タイプの塗料になっていますので、あまり気にすることは無いと思います。

しかし、明らかに塗らないといけないような状態の場合はその限りではありません。例えば海に近い地域でアルミでも錆が出てしまうほどの塩害を受けたサッシなどは塗る場合もあります。また、玄関ドアなどで最高品質の塗装を希望される場合は、一旦ドアを外させていただき金属の焼付け塗装の工場に持ち込むことも可能です。

今塗料といえば一般的には石油から人工的に作られた有機樹脂を使用した有機塗料を意味します。それに対し樹脂と天然の無機高分子を分子的に結合させたものを無機塗料と言います。
有機塗料は加工性に優れる反面、紫外線に弱く、酸化しやすいという弱点があります。それに対し無機塗料は紫外線に強く、不燃性を有し、水に対する強い耐久性を持ちます。当社は無機塗料のパイオニアである大日技研工業のランデックスコートの取り扱い店となっています。

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